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カテゴリ:日々の読書( 28 )




読書記録

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久しぶりに、読書記録。

息子の春休み中は全然読書が出来なかったのですが、学校が落ち着いてからやっと少しずつ読めるようになりました。

今日やっと読み終えたのは、こちら。

黄金の少年 エメラルドの少女
作:イーユン・リー

中国人の女性作家です。
本国ではなく渡米して作家活動をしている方。
なので、原作は英語。
でも、内容は中国が舞台である事がほとんど。
こちらの短編集も中国が舞台です。
国内の厳しい社会情勢のもと、なんとか生き抜いてきた人々、そしてその暮らし。

国も状況も違えど、そこには「人間」の持つ、揺らぎや不安定さ、それを乗り越える強さ(手段は色々だけど…)など、誰しもが心を打つような、ハッとするような人間模様が描かれています。

この作品は、孤独な人をクローズアップしながら、何故にそのように生きているのか、何故そのような行動を選択したのか… 
登場人物の心情や生活の雰囲気、国の情勢などが丁寧に綴られています。
それでいて一話一話は読後に彼らの未来(続き)を考えざるを得ない程に、じわーっと余韻が残ります。

そして、時を経ると、それらの想像した未来まるごと、つまりその物語の人々をまるごと懐かしむような気持ちで、また思い出し、「心の触れ合い」を経験したかのような気持ちが沸き起こります。

ところで、この「黄金の少年 エメラルドの少女」というタイトル。
一見、ファンタジックな雰囲気だったり、ヤングアダルトコーナーにあるような、ちょっと小洒落た感じの作品なのかなと言う印象を与える気がしますが…。

「誰もが羨むようなお似合いのカップル」と言う意味の「金童 玉女」と言う中国語を、作家本人が英訳したタイトルからさらに和訳したもの。

装画がさやわかなのだけど、そことはだいぶ雰囲気は違う作品かなと思います。
でも、オススメの作品。

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同じ作家の本は、冬の間にも読みました。

千年の祈り
作:イーユン・リー


彼女のデビュー作である短編集。
イーユン リーはこの作品で初めて知りました。
そして、一気に好きになりました。


前述した作品と特徴は似ているけれど、こちらは時代背景は様々、そしてズシーンと重い。
だけれど、どこか言い伝えのような、風のような親しみと暖かさもある。
不思議です。

彼女は人間をしっかり見つめて、しっかりと向き合って描いているのでしょう。
だから、読者である私達は、物語にいる人々に愛着を持ってしまう。
もちろん、全てはフィクションなのだけど、実際に「生きている」人間の裏側までもを、作品にうまく反映しているからなのかな。


これからも少しずつ、彼女の作品を読んでいきたいな、と思っています。

でも、今日は、一旦離れて、違う作家のものを図書館から借りてきました。
またいくつか読み終えたら、記録したいと思います。


以上です!







by chochoshirenko | 2018-04-26 19:36 | 日々の読書 | Comments(0)

年末年始の読書記録

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忘れないうちに、またまた読書記録。

去年の暮れに図書館に行ったら、借りたい本が貸出中などで借りられなかったので、たまたま見つけた好きな作家の本を2冊選びました。

そしたら、何故か2冊とも「嘘」がテーマ。
本当にたまたま…。
こんな事ってあるんだね。

しかも、一冊は「女の嘘」、そしてもう一冊は主に「男の嘘」(一部女の嘘もあったけど…)。

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まずは女の嘘から。

リュドミラ ウリツカヤ
「女が嘘をつくとき」

ロシアの有名作家の短編集。
数年前に読んだ代表作、「ソーネチカ」で知った作家で、2ヶ月ほど前に短編集を読んだばかり。

さてさて…
この女の嘘の数々。

まずは、面白かった!!
この作家の短編の構成、素晴らしい!

嘘をつく女達に共感は持てないタイプの私ですが、彼女達の嘘の背景を見て取ると、何だろう、憎めないなーと思ってしまう自分がいました。

そして、小説内の女達の嘘ほど大胆だったり奇妙であったりはしなくも、どんな女性たちも(どんな正直な女性でも)日常的に「嘘」の手法を多少なぞらえたコミュニケーションを取っているんだろうなあ、と気付かされたり。

女性作家だからこそ描けた、女達の姿。

他の作品もまた読もう!
(でも、市内の図書館には読みたい本が置いてないみたい…)

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次は、男の嘘。

ベルンハルト シュリンク
「夏の嘘」

ドイツの有名作家。
数年前に読んだ代表作「朗読者」で知った作家。
他の作品もいくつか読んできましたが、短編集は初めて!

どんなかなー?と読み始めると、彼独特の、ちょっとセクシーな感じの恋愛シーンを交えながら、先ずはささやかな男の嘘から始まりました。

女の嘘と比較すると、男の嘘って、咄嗟に、その場を取り繕うような、計画性があるように思えて、そうではないような安易な嘘が多いような…そんな事を思ったり。

女の嘘は、何だろう、ストーリー性があって、嘘自体に人格がある感じがしたのですが、男の嘘は機械の部品のよう…。

わりと軽いタッチのお話が続くのかなーと思っていたのですが…

そんなわけなかった。
やはり職人的な作家です。

中盤あたりから、実験的な形で読者自体を撹乱させるようなスパイシーで奇妙な嘘の話が差し込まれ、そこからだんだんと、人の心へとずんずんと深く潜っていくような、そんな話の構成になっていきます。

例えるならベトナムコーヒー的な。
飲むにつれて濃度が増していくような感じ。

そして、最後は女の嘘で終わる。
ここが私にとってはポイントでした。
先に、女の嘘の本を読んでいてよかったなーと。

だからこの2冊を借りたのは偶発的だったのかな?
読む順序も当たりだったなー。
と、自己満足( ^ω^ )

そうそう。
この作者は、いつも、ドイツが背負ってしまった社会の痛みを描いているのですが、この作品に関しては、それは一切ないです。
登場人物はドイツ人もいますが、舞台は主にアメリカ。
これも新鮮なシーン設定で、より登場人物の「個」をくっきりと映し出しているような気がしました。

とても読みごたえのある短編集でした。

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これはちょっと前にブックオフで購入した本。

インスタでお付き合いがある方が紹介されていた本。

その方が紹介される本がいつも素敵で、この本も読みたいなあと思った一冊でした。

これは、「大人の絵本」という印象。
優しさが広がっていくような、ピュアな一冊。

初めから「これはファンタジックな心持ちで読んでいこう」と、自然に頭を切り替えさせてくれる設定なので、特に小難しく考えずに、流れるように読めると思います。

これは10代の若い方にオススメだし、逆に歳を重ねてからも改めて読んでみたい一冊になりました。

おそらく、読む年代によって、気付き方がまた違ってくる気がするから…。

購入して手元に置いてよかったです。




以上でーす。






by chochoshirenko | 2018-01-12 20:35 | 日々の読書 | Comments(0)

読書記録

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インスタにも、ちょろっとupはしてるけど…
記録用に読書のことを。


「空にみずうみ」 作: 佐伯一麦

震災後、東北の集合住宅に、ひっそりと住む個性的な夫婦の、静かで豊かな暮らしのお話。

小説なのか?
エッセイなのか? 
何となくコラムのような構成。
読み始めてすぐに感じたことが、それ。

「こと もの」への説明が実に丁寧で、思わずメモを取ってしまうほど。
なので、なかなか読み進められなかったりf^_^;

何故このような書き方なのかなあと思っていたら、どうやら毎日新聞の夕刊の連載小説として書き下ろされたものだったのだとか。

なるほどー!と、納得。

新聞で知識欲を刺激されたテンションの流れで、この小説に突入すると、うまい具合にその知識欲を満たしながらも、優しく心を静めてくれて心地よいだろうなと想像しました。

そろそろと、社会の枠から静かな森の中へと連れ出してくれて、気がつけばそっと耳をそばたてるように、生活のぬくもりを愛しむ。

細やかに紹介されていく「こと もの」の陰に、相反してあえて多くは語られない震災のこと。

その陰影が、余計にその生活の中のぬくもりの愛おしさを、くっきりと写し出しているような。

これはもはや職人技な、構築的な作品でした。

一気に読むよりは、少しずつ読むのにふさわしい。
まさに、新聞の連載小説としてぴったりなんだろうなと思います。


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これは、ロシア作家の作品。

「子供時代」 作: リュドミラ ウリツカヤ

数年前に「ソーネチカ」という作品で知った作家。
ロシアではとても有名で人気のある作家とのこと。

作家自身が産まれ育った、第二次世界大戦後が舞台。

貧しく、厳しい時代の最中、子供達が体験する、ささやかな奇跡のお話。

ここに描かれているジメッとした空気感が、どこか秋田と重なるのは私だけ…??

そして、時代も国も全く違うけれど、誰しもが感じたことのある、子供ならではの恐怖感や緊張感、そして喜び。

嫌〜な雰囲気の大人もいるけど、姿勢を正したくなるほど、美しい心の大人も出てくる。
「ソーネチカ」でも描かれた神聖性のある女性像は、妥協なく美しい。

多分、中学生でも読めるほどのコンパクトなボリュームと、優しいタッチの文章。
もちろん、大人は、様々な視点で楽しめるので、より楽しめると思います。
面白くて、私は一気に1日で読んじゃいました。
短編集だけれど、一つの世界観として、ちゃんとラストの清々しさも楽しめると思います。

また、ウラジミール リュパロフという画家とコラボした作品でもあり、不思議な世界観の挿絵との重なりも、また楽しいです。

とても暖かな気持ちになれる、素敵な小説。
とってもおすすめ。

彼の作品、他のもまた読みたいと思っています。

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先日ブックオフに久々に行きました。
買ったのは5冊。
合計800円ほど。
助かるねー!

最近、国旗や外国の事に興味を持ち始めた息子に、面白い絵本を…。

それと、サンタさんの秘密が書かれた絵本は、特に反応が良かった!
自分でもパラパラめくって読んでいます。

小学生になっても充分楽しめる絵本。

それと、レトロなイラストに惹かれて買ったのは、迷路や間違い探しの本、「ぴょこたんとなぞのうちゅうじん」。
この手の本、私は大好きだったんだよね。
でも息子は…
間違い探しなどは苦手で…(; ̄O ̄)
せっかちですぐやめちゃう。
いつか楽しんでくれるかな?と思って、リビングの絵本コーナーにプラスしました。

私は、ずっと読みたかった本をゲット!!
まだ読みかけの本が幾つかあるので保留中ですが…。
読んだらまた記事にUPします。

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ちなみに、読みかけの本はこちら。

「恋しくて」 作: 村上春樹

私、実は、村上春樹にイマイチそこまでハマらずにきていまして。
何というか、あのインテリジェンスで都会的な雰囲気と世界観が、私にはマッチしないのか…?
文章はスマートで格好良いなあと思うのですが…。

でも、大好きな方、多いですよね。

あまり多くの作品を読んだ事はないけど、トルコ旅行を書いたエッセイは面白かった記憶があったので…

彼が翻訳した作品ならば楽しめるかな??と思いまして、借りてみました。

けれど…

なかなか気が進まず。
しばらく放置してしまいましたが、先日やっと読み始めました。

こちらも読み終えることが出来たら、記事にupします。
(できるかなぁ…)


以上でーす。






by chochoshirenko | 2017-11-17 20:45 | 日々の読書 | Comments(0)

読書記録

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最近の読書記録。

「箱男」 作 安倍公房

これはこれは、なんとも難しい本でした。

話し手である「箱男」は、いつのまにか丸裸になり、その話し手が別のものに変換される。

覗く側と覗かれる側が逆転したかと思えば、いつしかそれは、その視点の転換から引き込まれた別の瞬間がクローズアップされたり。


時系列だけでなく、現実なのか夢なのか、妄想なのか、それすら分からなくなるけれど、
結局は皆、一つの箱に囲われた落書きたちなのかもしれない。

落書きは都市の地図のように、入り組んだり、広がったり、トラップがあったり。

何を言ってるのかよく分からないですね…😅


「箱男」と言う男は、段ボールを自ら被り、住居を持たず、街を徘徊し、「覗く」行為の欲求に従って日々を費やしているような人物。

世間的に箱男は、存在すらしていないように、人々から無関心に扱われている。
その理由は、皆がどこか「箱男」に自分がなるかもしれない誘惑感を抑えるための無関心かもしれないと記されている。

私自身は、そういった覗きの欲求はないのだけど…😅
と思ってたけどね、

多分、インターネットでネットサーフィンしたりするのだって、もしかしたらその行為の一つかもしれないなあと感じました。

このブログを、実名の私ではない私として発信し、何かを呟いていることは、箱男が箱内側に落書きしたり、ノートに記したりすることと変わり無いのかもしれない。

そう感じると、ラストの雰囲気は、グサグサと刺さるものがあります。

そして、私達はもっと、体を使い、頭を使い、様々な視点を用いながら、一見無駄にも思えるような面倒な作業をしながら過ごす事も、時には必要なのだなと思ったり。


色々な思いを巡らすスイッチがたくさんあります。


あと、サスペンス的な要素もちょっと入るので、そう言うのが好きな方も楽しめるかもしれません。

と言っても…
人にオススメする類の本なのかはわからないです。


読み終えたあとは、雨や砂風にさらされた段ボールのザラザラ、ボソボソとした感触と、コンクリートのひんやりとした感触と、むわんと汗ばんだ空気が残ります。

安倍公房は、情景の描き方が巧みです。
彼の魔術で、言葉から匂いや感触が、ぶくぶくと溢れてきます。

そこも面白いところだと思うので、興味の持たれた方は是非。

あと、彼の描く女性たちが、なんともファンダジックな感じで、同性の私からすると、作者の無邪気な一面を見た感じがして、ちょっと面白さを感じます。


まとまりの無い感想ですが…

また時間を空けて読んでみたい本のひとつになりました。

他の作品も今度読んでみよう。


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あと、図書館の子供コーナーに置いてあったこの歴史漫画も面白かったです。

埼玉の歴史を分かりやすく読み解けます。

長瀞の荒川の岩畳や岩壁、秩父の武甲山、これらは地球の内部がむき出した場所。

何度訪れても感じるあの高揚感は、そのためだったんだなあ。

埼玉の歴史は、地球の歴史を知るきっかけにもなるなんて、凄すぎる!
埼玉人よ、もっと誇りを持とう!(笑)

前回は貸し出し中で読めなかった、2、3巻も借りてきました。
これから読むのが楽しみです。

以上でーす。





by chochoshirenko | 2017-10-06 09:52 | 日々の読書 | Comments(0)

読書のこと

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更新にちょっと日が空いてしまいました。

書きたい事が色々あったはずですが、通り過ぎちゃった感じなので、とりあえずは前から記録したかった読書のことを…。


先月頃まで川上弘美さんにハマって、何冊か続けて読んでいました。

最後に読んだのは、こちらの作品。

「古道具 中野商店」

中央線沿いの、あの独特な、どこか世間や季節の流れから逃れたような空気感を、ふわふわと、緩やかな言葉で、見事に描いているなあと思います。

これも、とっても読みやすいです。



何というか、私の中では、人生の中で寄り道したかのような、そんなイメージが中央線沿いにはあって。

自分の人生とは切り離された、特別な時間のような。

だからと言って、非現実ではなく、そこにいる時間も、私にとっては現実で。

そんなことを思い起こさせてくれる一冊。

そんな風に、自分を物語の中に置くことができるような素朴さがあります。

でも、ありきたりなようで、やはりドラマチックな一面もあって、物語としてラストは清々しいし、読書の心地よさを十分に味わえます。

川上弘美さんの作風を感じるのにもってこいの一冊。

この作品を読んで、とりあえずは一旦、川上弘美さんは一休み。


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そうそう、川上弘美さんを読むなら、この作品は絶対に外さないで頂きたいです。

「神様2011」

鋭い方なら、東日本大震災の事がテーマかな?と、題名で気がつくかもしれませんね。

短篇二話分ほどの、コンパクトなボリュームですし、難しい文脈ではないので、どなたでも読める一冊。

そして、どなたでも、多くの事を考える一冊になるかと思います。




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今月頭に読んだのは、こちら。

安倍公房
「笑う月」

安倍公房は、若い頃に「砂の女」を読んで、衝撃を受けたんですよね。
なのに、作品は砂の女しか読んでいなかった事を思い出し、少しずつ読み始めたいと思っています。

この本は、作家本人の夢を題材にした短篇集。
夢そのもの、作家本人の思想や経緯なども読み取ることができます。

枕元にテープレコーダーを置いて、夢を記録していた安倍公房。

夢を種子とし、時間をかけて発酵させ、物語にしていくのだそうです。

ただし、夢自体に現実的な意味を問くことはせず。

夢を、現実の言葉や感覚で捉えず、あくまでも「夢」そのものの言葉で描いているそうです。

私自身、夢を見るのが小さい頃から趣味でして(笑)、夢に対する探求心とか、興味は強い方で。

私も、曲を作る時、自分が見た夢を吹き込んだことが何度もありまして、恐れながらも、ちょっと共感する部分がありました。
(天才の思考に共感をするのはおこがましいですが…)


不気味で、残酷な夢のモチーフが多いですが、
それは現実の、現代のモラルから見た感覚で。


善悪を問うのはやめて、まずはそこに広がる夢の無邪気さのような物差しで感じていくと、
そこに存在する、強い強い人間臭さや面白さに、ぐいぐいと引き寄せられてしまいます。


残暑が続くこの時期、気だるさの中、ピリリとしたスパイスを味わう事ができる一冊です。


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そして、今日借りたのはこちら。

久しぶりのドイツ人作家。

クレメンス マイヤー
「夜と灯りと」


こちらも短篇集。

短篇集、好きなんです。
読み終えたら、こちらも感想を記録したいなと思います。


でもその前に、

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まだまだこちらが読み途中。

先日、神保町の古本屋さんで買った本。

棟方志功
「板極道」

ばんごくどう

って読むのだそうですよ。


安倍公房もそうですが、天才は才能だけではないのだと痛感しますね。

自分との対話も、周囲への注意力も、好奇心も中途半端に終わらせない。
情熱的だけど、冷静さががある。
自分の作品に対して、妥協しない信念があるのだなあと。


何かの夢の途中の若い方にもオススメ。



他にも色々読んだものがあったのですが…

もう忘れちゃった…💦


時々はこうやって記録しないとだなあ。


以上でーす。










by chochoshirenko | 2017-08-22 21:53 | 日々の読書 | Comments(0)

読書

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久しぶりに読書のことを・・・。

先月借りたこちらの本。

「緋色文字」 : 作 ナサニエル ホーソーン

自分のメモに「ナサニエル ホーソ-ン」と書いてあったので、図書館で借りてみました。
何故メモしたのかは謎。

舞台はまだアメリカ合衆国の母体となる17世紀のニューイングランド。
キリスト教徒のプロテスタントと呼ばれる派閥が政治を行っていた、ピューリタンと呼ばれる、古い、厳しい時代。

姦通の罪を犯した女性がその後出産し、当時の政治的な方法で重い罪を問われるものの、その罪の元となる赤子の父親の名は明かさず。
結局重い罪を課せられ、常に、胸の部分に「A」(adulteress)の文字を刺繍された衣を身につけながら過ごすことを命じられます。

その地を後にし、人々の目から逃れることも出来たはずなのに、彼女は残り、強い孤独感と「罪悪」を背負う生活を続けます。


ザッとこんな話の流れなのですが・・・。

とにかく、この小説、細かいです。
読み手と書き手との間に相違が出ぬよう、視覚的な描写から登場人物の心情に至るまで、とにかく細かく書かれています。
小説と言うよりは脚本のような感じがしました。

その細かさは、この小説の「罪悪」というテーマと、作者の罪悪に対する思想がしっかりと成立するようにするためのものなのかもしれません。

貸し出し期間を2週間延長して、なんとか読みきりました。

作者の言いたいことは分ったのだけど、私は主人公に対して、少し違う感覚が残りました。
作者は男性なので、男性の登場人物に対しては、「なるほど」と思える鋭い心理を突いていますが、
主人公の女性の心は、そこまでではないような気もしました。
女性って、もっと多面的な感情があるのだけど、それはあまり描かれてないよなあ、と。

あまりにも細かく描いているからこそ、そこがちょっと気になりました。
なので、逆に、その描かれていない彼女の心情を、詠み終えた後に想像するのが楽しかった。

この本は、読んでいる間は自分の思考を巡らせる暇がない程、隙間のない世界観にもぐってしまいますが、
読み終えた後、ゆっくりと考えを巡らせるのには十分なほど、その世界観を色濃く残してくれます。
それだけ、しっかりとした世界観を描かれているので、素晴らしい作品です。

「脚本みたい」と感じたので、この小説、映画に最適だなと思っていたら、何度も映画化されている作品のようです。
機会を作って、是非見て見ようと思っています。

そうそう、この本の主役の主人公は「ヘスタ プリン」と言う名前です。
その名前を聞いて、好きな作家 パウロ。コエーリョの「悪魔とプリン嬢」を思い出しました。
話の内容は全く違うけれど、何か関係性があったりして?と勝手に想像したり。
「悪魔とプリン嬢」、久々にまた読んでみようかな。


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さてさて・・・。
上記の本と一緒に借りたのが、

「どこから行っても遠い街」: 作 川上弘美



川上弘美さん、最近はまっている作家です。

この本も面白かった。

ナサニエル ホーソーンとは対照的に、特にドラマチックな話でもないし、描写もふわふわしているのに、
何だろう、こちらも読み終えたあと、ずっと後を引くのです。

特にこれと言ってミラクルが起きるわけでもない、いわゆる何処にでも居そうな人達の日常。
でも、「何処にでも居そうな」は、ひとり一人、オリジナルな人生を歩んでいるのですよね。
時々、ファンタジー(いや、SF?)とも思われるスパイスが加わったりもして、面白いです。

すらすらと読めるので、すごくお薦め。
基本、短編集のような作品が多いので、それも読みやすいポイントかなと思います。

また別の作品を読もうと思っています。
(はまるとその作者ばかり読む癖があります。)


子供を産んでから、なかなか読書をゆっくり楽しむ時間がないし、気力もない時が多いです。

しかも、

読んで、 
頭で想像して、
心で感じて、

っていう作業が、以前よりすごく遅くなりました。

でも、読書は今後も続けたいなと思います。






。。。。。。。。。。。。。。。


今週は暑すぎて、ランニングが出来てなーーい。
今日はせめてウォーキングをしようと思ったけど、それも無理でしたー。
なので、室内運動(計15分程度のストレッチや筋トレ等)はちゃんと続けよう!



さてさて、もう息子のお迎えだ!!

急げーーー!



by chochoshirenko | 2017-07-12 11:01 | 日々の読書 | Comments(0)

最近の読書

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久しぶりに最近の読書についてアップします。


インスタグラム内で、素敵な方に教えていただいた本を中心に図書館から借りてきて、ちょくちょく読んでいるこの頃です。

こちらは、つい2日前に読み終わった本。

「かもめのジョナサン」
 作:リチャード バック

読み始めは、「青春っぽい爽やかな冒険物語かな」と思っていたのですが、
「全然違うな」と、途中で気が付きました。

仏教の思想と絡み合ったような世界観を感じました。
作者の事を詳しく知らないので、実際は違うのかもしれませんが...。

ぐるんと大きく一回りして、ずいぶん果てまでも飛んできたけれど、辿り着く着地点は同じであり、だからこそいかようにも自分を変化させることができる。

大切なのは、その「着地点」の根源となる真実。

そして、膨大な知識と経験と思考を併せ持っても、追い求める真実はただ一つで、それを見ることができるのはほんの一瞬。

その一瞬を忘れないために、日々の鍛練を怠らない。

そんな世界観。

そこに描かれている思想を、今の自分の生活に落とし込むには、ちょっとワンクッション欲しい感じがします。
やんわりと取り入れるぐらいが良いかもしれません。
「仕事」、「社会」というステージに立っている人には、男女問わず楽しいエッセンスとなる一冊かなと思います。

何かを目指している途中の若い子には、特にお薦めな一冊かもしれませんね。
哲学的な楽しい本との出会いでした。

インスタグラムで同じ方が教えてくださった、
「海からの贈り物」 
作:アン・モロウ・リンドバーグ
も、とても素晴らしい本でした。
(写真がなくてごめんなさい。)

作者は女性で、時代も、国も、生活環境・状況も違うけれど、私のような主婦とさほど変わらない、女性達の悩みを取り上げていて、共感性が非常に高い本です。
また、その問題を優しくなめらかな言葉で噛み砕いていく作者の思慮深さに勇気付けられました。

私の好きなリルケの言葉も引用されていて、それも嬉しかったり。

次読むときは、ぜひ購入したいなと思っています。
女性の方には特にお薦めの一冊です。

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それから、以前から気になっていた作家の本をやっと借りまして、読み終えました。

「鍵のかかった部屋」 
作:ポール・オースター

これはなかなか、シュールでスタイリッシュな本でした。

ある特定の人を追いかけるうちに、その人そのものに取り込まれて、自分の存在そのものが蒸発したかのように不確かになってしまう感覚。
自分が発している言葉、視界に移るものさえ、フィルターに通され、輪郭を失った物へと化けてしまっているかのよう。
知ろうと追いかければ追いかけるほど、結局はずっと同じ錆びれたドアノブをガチャガチャと回し、開くことのないその扉にもたれかかってるだけ。
細やかな現実と記録、見えない扉の向こう、それらが重なり合って、混ざり合って、どんよりとした曇り空のような雰囲気に包まれている世界。

そんな感じのぼやぼや感。

実際、そういう感覚を経験したことがないだけに、その世界観は共感できないのだけど、ただ一つ感じたのは、
「あれ、これ村上春樹のノルウェーの森に似てない?」ってこと。
詳しくは分からないけれど、村上春樹も、この作者のファンなのだそうですよ。
なので、村上作品が好きな方は、特にお薦めかもしれませんね。

この作品は、作者の「ニューヨーク三部作」と呼ばれるシリーズの最後のお話なのだそう。
なので、他の2作品もぜひ読んでみたいな、と思っています。


ここまで書いて気が付いたけど、上記3冊ともアメリカの作家です。
アメリカ文学は今まで少ししか読んだことがなかったので、とても新鮮です。

時に今、アメリカは注目すべき事柄が多いですしね。
良い機会になっております。

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そして、最後は大好きな作家の本。

「港モンテビデオ」 
作:いしいしんじ


まだこれから読むところ。
楽しみです。

2015年の作品のようです。
同年の作品、「悪声」を読み終えずにいるので、早く読み終わらないと。
でも、じっくり読みたいな。


在宅の仕事がスタートしたので、読書の時間を確保するのが難しいこの頃。
でも、なるべく時間を作って楽しめたらいいなと思っています。




by chochoshirenko | 2016-11-23 22:41 | 日々の読書 | Comments(0)

図書館

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引っ越ししてから、初めて、図書館で本を借りました。


なかなか、図書館の位置が分からなかったのだけど、日々のサイクリングでようやく分かったのです☆


息子がじっとしていないので、とりあえず思い付きで少しだけ借りましたよ☆


紙芝居は、すごく集中して聞いてくれるので、びっくり。

絵本は…
いつも読んでいる本の方が喜ぶみたい。

自分で、
「これがいい!」
と言って選んだ、犬くんの絵本は、文章が長いので、絵を見ておしゃべりしながら見ました。

かえるのあまがさは…無反応でした。。。

うーん。

図書館は、どちらかと言うと、私が行きたくて行く場所だったりするので、今後も付き合ってもらおっと。


早速、借りた本を読もうっと。



by chochoshirenko | 2015-07-03 22:15 | 日々の読書 | Comments(0)

まんまるパン

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昨日、井之頭公園に行ったついでに、行きたかった展示を観に、高円寺に行ってきました。

いつも愛読させて頂いている、>人形作家のBon Copainさんのブログで、Bonさんが手がけた、「まんまるパン」の絵本に使われたお人形の展示をすると知りまして…。

えほんやるすばんばんするかいしゃと言う、可愛い名前の、高円寺にある絵本屋さんで展示されるとのこと。

吉祥寺から高円寺へ電車で移動して、行ってきました。

お店に入るなり、飛び込んできた、お人形さん達の可愛らしい世界。

息子は思わずお人形さんに触りそうになり、焦りつつも、ドキドキワクワクしながら、お人形さんの世界に引き込まれていきました。

びっくりするくらい丁寧に作られていて、表情がとても豊かで…
今にも言葉を発しそうな程、ユニークな佇まいに、こちらもニコニコ笑顔になりました。

まんまるパンは、ロシア民話なので、きちんとロシアのお洋服を着てたり、お家の窓や食器などがロシアンなデザインになっていたりして、とってもとっても可愛かったです。

もともと知っていたお話だから、余計に親近感も沸くし、絵本の中に丸ごと入ったような気持ちになれて、とても楽しかったです。

息子も、坂道を転がっていくまんまるパンを見て、

「あー、せっかくつくったのにー」

とか言いながら、楽しんでいましたよ☆

帰宅後も、一緒に絵本を夢中で読みましたよー。



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そして、ちょうどこの日は、まんまるパンにちなんで、まんまるパンも販売していました☆

今日の朝食に、息子の分だけ買いました。

少し分けてもらったら、口に入れる前に、香ばしい香りが広がって、食べるとふんわりして、とても美味しかったです。

こりゃー、みんなまんまるパン、食べたくなるよね(笑)

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まんまるパンは「おだんごぱん」と訳されている
方もあります。

私は、もともとこちらを息子に買ってあげていて、読み聞かせていました。
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今回、新しく出版された「まんまるパン」は、おだんごぱんとはまた違って、文章が読みやすく、リズミカルで面白いです。

しかも、今回の絵本は、「人形絵本」と言って、絵の代わりにお人形を使って、写真撮影をした絵本で、今の日本ではほとんど目にすることが無くなった物なんだそうです。

そんな珍しい人形絵本を広めるべく、製作を担当したYoko-Bonさん。
奈良にお住まいで、都内でも何度か展示会をされていたのですが、息子が小さくてなかなか見に行けずにいたので、本当に嬉しかったです。


高円寺にお近くの方は、是非是非、素敵なお人形さんの世界に遊びに行ってみてくださーい☆
本当に本当に、オススメ!

私も、近かったらまた見に行きたいよー。

あ、明後日、23日(火)までの展示との事。
あと少しで終わっちゃいます。。。

また都内で展示がある時は、見に行きたいなー☆と思っています。



by chochoshirenko | 2015-06-21 15:57 | 日々の読書 | Comments(2)

おにぎり

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お久しぶりの更新です!




お米が苦手な息子。

何とか好きになってもらいたくて、絵本やおにぎりの形の木の玩具などで、興味をもってもらうようにしています。

この「きょうのおべんとうなんだろな」にも、ちょっとだけおにぎりが出てきます。
気に入ってくれて、よく読んできます。
おかげで、おにぎりに興味がいくようになりました。

でも、もっとインパクトがある絵本が欲しくて、ないかな~と探していまして、やっと見つけました。



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「おにぎり」!!!。

おにぎりを作る過程が描かれているだけですが、絵が美しくて、本当に美味しそうで・・・。
とっても良い絵本に出会えました。

息子もすぐに気に入って、何度も読んでいます。

そんな息子、おにぎりを食べるのも、最近大丈夫になってきました。
どうやら、秋田に帰る時にパーキングで食べさせた、コンビニのおにぎりで好きになったようで。

でも、ガブッとかぶりつき、かじり取ることができない息子。
一口、一口、お箸やスプーンで食べさせていました・・・。


でも、先日、お台場の海に遊びに行った時、近くのアクアシティーのフードコートでコンビにのおにぎりをあげたら・・・


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「んがっ!!!」


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もぐもぐ・・・


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ぱくっ!


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「上手に食べられるようになったよー!」

すごくすごく嬉しくて、涙が出そうなくらいでしたー。



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今朝、朝ごはんにおにぎりを出したのですが、朝から元気も食欲もなく、ほとんど食べなかった息子。
(たぶん、夏バテ&眠かったっぽいです。。。今、早いお昼寝中・・。)

でも、やっぱり途中からお腹が空いたようで、食べたいとせがまれまして、おやつ代わりにあげました。


e0361278_15054533.jpg

上手にパクパクと食べてくれました。

かじって食べられるようになると、こんなに楽なのね、と実感。

あとは、自分でおにぎりを持って、自分で食べてくれるといいのですが、まあ、のんびりいくとしましょう。
きっと、そのうち出来るようになるよね♪



by chochoshirenko | 2013-08-06 11:15 | 日々の読書 | Comments(0)

音楽的乗車を夢見るコキュー・ラムキの日記です
by コキュー・ラムキ

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